「里山物語」第12回支援─横浜の里山で子どもたちの自然体験の場を提供している団体に、ワークショップの資材費を贈呈しました。

里山の活用例として、最近、取り組みが増えているのが、子どもたちが自然体験する場として活用することです。里山保全再生ネットワークがそのような事例に着目するなか、神奈川県横浜市の北部で活動するNPO法人 もあなキッズ自然楽校と出会いました。

 

同団体は自然体験活動」に、これからの時代を生きるヒントがあるのではと考え、認可外保育施設や、横浜保育室、学童保育の設立や運営などを通して「生きる力」を身につけられる子どもたちや、指導者の育成を行っています。

 

趣旨に賛同した中越パルプ工業と里山保全再生ネットワークは、相談を受けた結果、木のスプーンワークショップの開催費用を支援しました。

 

 

以下に、その時のレポートを記載します。

【活動日】2024511()

【活動場所】横浜市都筑区

【参加者】認可外保育園 森のようちえん めーぷるキッズに在籍の30家庭(約80名)・スタッフ4

【活動内容】

 

「森のようちえん めーぷるキッズ」では、年に数回、家族同士、スタッフとの交流を目的とした「にこにこフェスタ」を実施しています。2024年度の最初の活動では、横浜市都筑区の緑道内にある公園で、里山物語さんの助成金を使用し「Fukumuku」さんに制作をお願いした木のスプーンでワークショップを実施しました。木のスプーンを参加者の皆さんにお渡しし、やすりがけ、バーニングペンで刻印などをして、オリジナルのスプーンを作るという活動です。 

当日は初夏のようなお天気で、総勢約80名の親子が参加しました。木のスプーンのやすりがけは、子どもたちに大人気でした。子どもだけで削ったり、保護者と一緒に削ったり、やすりがけでスムーズになっていく木の質感を楽しんでいました。やすりがけの行程の後は、バーニングペンを使い、名前やイラストを記入しました。最後にはアマニ油を使いオイル仕上げをして完成です。オイル仕上げをしたスプーンは少し色が濃くなり、撥水性が出るため長持ちします。自分で作った木のぬくもりを感じるオリジナルスプーン、子どもたちには大切に長く使ってもらえたらと思います。

里山保全再生ネットワークは、今後も同団体の活動に着目し、可能な活動支援を続けたいと考えています。