里山と生物多様性を守る活動

生物多様性の宝庫として、世界的な注目を集めているのが日本の里山です。かつては食料をはじめ、薪や炭などのエネルギーが生み出せる経済価値の高い環境にするために、人の手によって田畑や雑木林、ため池などの多様な環境がつくられ、保たれてきました。その結果、偶然にも多種の生物が暮らせる生態系が形成されたのです。

しかし、農業の形態が大きく変わり、エネルギーの転換が進んだ現在では、各地で里山の消滅や荒廃が進んでいます。

里山の喪失を危惧した中越パルプ工業では、「里山物語」の代金の一部に寄付金を付加することにより、里山を有効活用している団体の活動を支援する仕組みをつくりました。

寄付金は協業する特定非営利活動法人里山保全再生ネットワークが、各団体の活動持続性を高める目的で運用しています。そのため「里山物語」のユーザーは、里山と生物多様性を守る活動を支援したことになるのです。